
4年前に高知に行ったとき,みかんを買ってきた。その種をバルコニーの鉢に埋めておいたら5つくらい芽を出し,それが少しずつ大きくなってきた。バルコニーは10階にあるので,害虫に侵されずにすくすく育っている。ただ,鉢植えなので肥料が足りないのか,たぶん成長も遅いようである。4年目にもかかわらず大人のひざ小僧くらいである。その代わり,10階ということで害虫も来ない。\\n
と思っていたら,いつのまにか芋虫がついていた。アゲハチョウの幼虫である。黒いごま粒見たいなのが少しずつ大きくなって写真のような芋虫に成長した。ただ,黒ごまみたいな小さいのが10匹いたら,ちゃんと成長するのは3割くらいで たいてい飛んでくる鳥に食われているようだ。
芋虫→さなぎ→アゲハチョウという成長を見守るのも楽しみであるが,みかんの葉が冒されるのが難儀である。
みかんの木のしかもやわらかい新芽を集中的に食われるので木の成長がことごとく妨害される。
しかし,自然とはすごいものだ。ほんのかすかな木の匂いで蝶が卵を産みつける。帰ったところで鳥が幼虫を食べにくる。その一部はさなぎとなり,飛んでいく。まさに食物連鎖である。この小宇宙の中でも一番の被害者は,みかんの木であろう。せいぜい,肥料をやるしかない。